PC and Wave Observation System
パソコン+波形観測装置
パソコンとしてだけでなく,オシロスコープの代わりに波形を観
測・記録することもできます.
通常のPCとしてだけでなく,波形観測やPIO(パラレル入出
力)装置,ADコンバー タ装置としても使うことができるシステムです.
ノートPCとしての基本機能
- Windows98
- Microsoft Office2000
- Reflection X
波形観測装置
Kyence社のPCカード型波形観測装置 NR-350を利用します.
波形の観測方法
- 機器の接続
下図のように接続します.(拡大図)
- ノートPCの起動
ノートPC電源を入れ,メディアドメインのアカウント名とパス
ワードでログインします.
- 波形表示ソフト「MEGA VIEW」の起動
スタートメニューから「プログラム」→「KEYENCE
Applications」→「MEGA VIEW」を選択します.
- ゼロ点調整
「ファイル」→「ゼロ点調整」を選択し,「OK」ボタンを押し
ます.
- 収集条件の設定
- 入力CHの設定
メニューバーから「設定」→「入力CH」をクリックし,CH
1,CH2の入力電圧レンジ(Volts/DIV),GND位置を設定します.
- トリガの設定
メニューバーから「設定」→「標準トリガモード」にチェッ
クマークがあることを確認します.
メニューバーから「設定」→「トリガ」をクリックし,収集
形式を「オート」にします.
- 時間軸の設定
メニューバーから「設定」→「時間軸」をクリックし,サン
プリング周波数(Time/DIV)を設定します.
- 波形選択ウィンドウ
メニューバーから「表示」→「波形選択ウィンドウ」を選択
し,表示させたい波形をチェックします.CH1とCH2に
チェックがあれば2現象表示です.
- 波形の収集
「収集」→「スタート」をクリックします.
- 波形の収集の終了
「収集」→「ストップ」をクリックします.
- 波形の観測
波形をスクロールしたり,「表示」→「ズーム」で波形の拡大
縮小を行ない,大きく1波長分程度が表示されるように調整し
ます.
- 波形の保存
「ファイル」→「波形保存」をクリックし,ファイルを保存し
ます.ファイルの保存場所はMドライブ(メディアドメインファ
イルサーバ)とします.
- 波形表示ソフト「MEGA VIEW」の終了
メニューバーから「ファイル」→「アプリケーションの終了」
を選択します.
注意:
- メディアドメインのアカウントを持っていない人はファイルの
保存ができません.フロッピーディスク等に保存してください.
- Mドライブまたはフロッピーディスク以外には絶対に保存しな
いで下さい.
PIO(パラレル入出力)装置
RatocSystem社のPCカードREX-5055を利用します.
TTLレベル16ポートパラレル入出力ができるPCカードです。8ポート
単位で 入出力方向を設定し、各ポートに対しデータの入出力ができ
ます。 入力に設定された任意のポートを割り込みソースとして割り
当て可能です。 アプリケーション作成を支援する各種ライブラリ・
DLLが添付されています。
ADコンバータ装置
RatocSystem社のPCカードREX-5054Bを利用します.
バイポーラ±5V電圧入力の4チャンネルA/D変換を行なうPCカードで
す。 12ビットの分解能をもち、サンプリング周波数は1チャンネル
時最大50KHzです。 アプリケーション作成を支援する各種ライブラ
リ・DLLが添付されています。 A/D変換用クロックは通常の内部クロッ
ク以外に、外部から供給することもできます。また、A/D変換の開
始と終了を外部トリガ入力を使って行なうことが できます。
ネットワークケーブル
実験用ノートPCをネットワークに接続するためのケーブルです。
実験机に設けられたケーブルにジョイントで接続します。
収納バッグ
上記の実験機器を収納するバックです。実験が終ったら、指定され
たポ ケットに機器をいれて指定の位置に返却してください。返却の
際は内容を必ず 確認してください。
2002.04.03.
fmiso@sccs.chukyo-u.ac.jp