PC and Wave Observation System

パソコン+波形観測装置


パソコンとしてだけでなく,オシロスコープの代わりに波形を観 測・記録することもできます.


通常のPCとしてだけでなく,波形観測やPIO(パラレル入出 力)装置,ADコンバー タ装置としても使うことができるシステムです.

ノートPCとしての基本機能

波形観測装置

Kyence社のPCカード型波形観測装置 NR-350を利用します.

波形の観測方法

  1. 機器の接続
    下図のように接続します.(拡大図
  2. ノートPCの起動
    ノートPC電源を入れ,メディアドメインのアカウント名とパス ワードでログインします.
  3. 波形表示ソフト「MEGA VIEW」の起動
    スタートメニューから「プログラム」→「KEYENCE Applications」→「MEGA VIEW」を選択します.
  4. ゼロ点調整
    「ファイル」→「ゼロ点調整」を選択し,「OK」ボタンを押し ます.
  5. 収集条件の設定
  6. 波形の収集
    「収集」→「スタート」をクリックします.
  7. 波形の収集の終了
    「収集」→「ストップ」をクリックします.
  8. 波形の観測
    波形をスクロールしたり,「表示」→「ズーム」で波形の拡大 縮小を行ない,大きく1波長分程度が表示されるように調整し ます.
  9. 波形の保存
    「ファイル」→「波形保存」をクリックし,ファイルを保存し ます.ファイルの保存場所はMドライブ(メディアドメインファ イルサーバ)とします.
  10. 波形表示ソフト「MEGA VIEW」の終了
    メニューバーから「ファイル」→「アプリケーションの終了」 を選択します.
注意:

PIO(パラレル入出力)装置

RatocSystem社のPCカードREX-5055を利用します.

TTLレベル16ポートパラレル入出力ができるPCカードです。8ポート 単位で 入出力方向を設定し、各ポートに対しデータの入出力ができ ます。 入力に設定された任意のポートを割り込みソースとして割り 当て可能です。 アプリケーション作成を支援する各種ライブラリ・ DLLが添付されています。

ADコンバータ装置

RatocSystem社のPCカードREX-5054Bを利用します. バイポーラ±5V電圧入力の4チャンネルA/D変換を行なうPCカードで す。 12ビットの分解能をもち、サンプリング周波数は1チャンネル 時最大50KHzです。 アプリケーション作成を支援する各種ライブラ リ・DLLが添付されています。 A/D変換用クロックは通常の内部クロッ ク以外に、外部から供給することもできます。また、A/D変換の開 始と終了を外部トリガ入力を使って行なうことが できます。

ネットワークケーブル

実験用ノートPCをネットワークに接続するためのケーブルです。 実験机に設けられたケーブルにジョイントで接続します。

収納バッグ

上記の実験機器を収納するバックです。実験が終ったら、指定され たポ ケットに機器をいれて指定の位置に返却してください。返却の 際は内容を必ず 確認してください。
2002.04.03.
fmiso@sccs.chukyo-u.ac.jp